地図がない時代。
親はどう子どもを育てればいいでしょうか?
「生きる力」の本質って何でしょうか?
英会話???
プログラミング教育???
ロボット教育???
確かに、これらの学びは
新しい履修教科として
力をいれることは間違ってはいないと思います。
そして親がこれらの習い事に子どもを通わせる
ことも間違ってはいないでしょう。
しかし、大きな問題は
どのような学習に力をいれるかではないということです。
なぜなら
大人もこれから先、
どのような時代になるかはわからないからです。
それなのに
未来がわからない大人が
必要だろうと考えて生み出したカリキュラムを
「子供たちに与えること」に本質はありません。
1年の動きですら予測できない時代なのですから。。。
そもそも「これとそれが必要だよ」と
大人が子どもに与えすぎるのは、
「生きる力」から遠ざかります。
地図よりコンパス
地図のない時代に
必要なのは、
冒険心と開拓心。
つまり、「一歩を踏み出す勇気」です。
一燈を揚げて暗夜を行く。暗夜を憂うることなかれ。ただ一燈を頼め。
幕末の儒学者、佐藤一斎の語録『言志四録』一寸先も見えないような暗闇の中でも
明かりを頼りにひたすら自分を信じて迷わず進め。
そんな意味の言葉です。
「一燈」とは「志」のことです。
「志」を持って歩めること
それが真の「生きる力」です。
「志」のために
何を学ぶ必要があり
どう学べばそれが身につくのか
それを自分で考え、
掴める力と言ってもいいかと思います。
大人はそれを援助し、見守ることしかできません。
そして「志」を立てることができるかどうか。
その「立志」において重要なのは、
幼い時の「好奇心」。
そして「夢中」になった経験。
そして「出会い」です。
「好奇心」に大人が寄り添い
「出会い」を演出する。
それが大人の重要な仕事です。
そして「学ぶこと」の楽しさを身につけてくれたら
最強ですね!
加速する未来では、
学んだことはすぐに陳腐化します。
だから大人ですら
常に学び直す必要があります。
そこで重要なのは
「学ぶ方法論」を身につけているかどうか
「好奇心」をエネルギーに
自己誘導的な生涯学習ができないと
永遠に浮上できない時代になってきました。
最後にもう一度。
志のために
何を学ぶ必要があり
どう学べばそれが身につくのか
それを自分で考え、
掴める力。
これを好奇心の刺激から!